『水』について知ろう

0.01%

なんの数字かお分かりでしょうか?

河川や湖沼などの水として存在する淡水の量を表しています。
地球上に存在する水の量のわずか約0.01%、それが私たちの命をつないでいる水の量です。

地球上に存在する水の量は、およそ14 億km3であるといわれています。
そのうちの約97.5%が海水等であり、淡水は約2.5%であります。
この淡水の大部分は南・北極地域などの氷や氷河として存在しており、地下水や河川、湖沼の水などとして存在する淡水の量は、地球上の水の約0.8%であります。
さらに、この約0.8%の水のほとんどが地下水として存在し、河川や湖沼などの水として存在する淡水の量は、地球上に存在する水の量のわずか0.01%、約0.001 億km3 にすぎません。


出典:国土交通省 水管理・国土保全局水資源部「平成27年版日本の水資源の現況について」

問題なし?

人口急増と社会発展(安全な飲料水、トイレなどの普及)で多くの国が水不足になっています。
“水”は世界共通の問題となっています。問題なしとなっている場所はごくわずかです。


(注)Assessment of Water Availabilitiy in the World:Shiklomanov. 1996(WMO発行)より

世界平均 1/3

1人あたりの年間降水総量は、世界平均の1/3しかありません。
なぜでしょうか?

我が国は、世界でも有数の多雨地帯であるモンスーンアジアの東端に位置し、年平均降水量は1,690mm(昭和51 年から平成17 年(1976 年から2005 年)の全国約1,300 地点の資料をもとに国土交通省水資源部で算出)で、世界(陸域)の年平均降水量約810mm(FAO(国連食料農業機関)「AQUASTAT」をもとに国土交通省水資源部で算出)の約2 倍となっています。

一方、これに国土面積を乗じ全人口で除した一人当たり年降水総量でみると、我が国は約5,000m3/人・年となり、世界の一人当たり年降水総量約16,400m3 /人・年の3 分の1 程度となっています。

出典:国土交通省 水管理・国土保全局水資源部  「平成23年版日本の水資源について」

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