巧水スタイルとは?

巧水とは

国民一人ひとりが水を大切にする意識を持つこと
水を巧みに使う国づくりを産学官連携の取り組みで目指すためのキーワードです。

2010年8月1日 水資源の有限性、水の貴重さや水資源開発の重要性等に対する国民の関心を高め、理解を深める「水の日」(8月1日)及び「水の週間」(8月1日~7日)の啓発行事の1つとして、水の週間記念シンポジウムを開催いたしました。
約250名の参加のもと、三日月元国土交通副大臣の基調講演、パネルディスカッションなどが行われました。

パネルディスカッションでは、北野大明治大学教授をコーディネーターに迎えて、節水の普及等について活発な議論が行われました。そして、産学官連携の取り組みを今後も進めていくこと等が提案されました。
このときに節水普及のためのキーワードとして「巧水(たくみ)スタイル」が会場アンケート多数にて決定しました。

産学官三位一体となった活動が不可欠

巧水(たくみ)スタイル推進チーム発足の背景

気候変動による渇水リスク増大のおそれや、二酸化炭素排出量削減の必要性から、「水を賢く使う社会」への転換が必要とされています。
「水を賢く使う社会」の実現のためには、国民一人ひとりが水を大切にする意識を持つことに加え、無意識のうちに、いつの間にか節水できている機器・技術の普及が重要と考えます。

そこで、水を巧みに使う国づくりを目指して、「巧水(たくみ)スタイル」をキーワードに、日本が世界に冠たる水の国、巧水(たくみ)の国となっていけるよう、産学官の連携による「巧水(たくみ)スタイル推進チーム」を結成し、水を大切にする意識の向上を図るとともに、節水機器・節水型ライフスタイル普及に向けの取り組みを積極的に推進するため、以下の活動を行います。

代表挨拶

巧水スタイル推進チーム 代表 山海 敏弘

 地球は、よく「水の惑星」と表現されます。

 ですが、われわれが使用できる「水資源」はその中のほんのわずかしかありません。21世紀には世界人口が100億人を超えるとの予測があるなか、この人口増加に対応する水資源の確保と有効活用が喫緊の課題となっています。

 さて、日本ではどうなのでしょう。
「水」について、今、私たちはそれほど意識していないのではないでしょうか?

 世界では各方面で新たな水システムの構築について、様々な検討が行われています。が、その道のりは険しく、困難なものとなっております。このような状況においても、水を大切に使う節水化社会の構築が大変有効であり、これは、日本でも大変有益なことであると考えております。

 巧水(たくみ)スタイル推進チームでは、まず第一に「巧水(たくみ)」をキーワードに、「節水意識」の向上と「節水化技術」、「節水化システム」の普及・啓発を図ってまいります。
 また、国際的な水資源の枯渇に対応できる節水技術等に関する調査・研究を実施することとしてまいります。
 この活動の中で、構築された成果を世界に発信していきたいと考えております。

巧水スタイル推進チーム
代表 山海 敏弘

運営体制

全体会議(チームの推進に係る全体の意思決定機関です。)-推進会議(巧水スタイルに係る各種施策を推進します。)

行動主体

<産> 一般社団法人 日本レストルーム工業会 ・ 一般社団法人 日本バルブ工業会水栓部会
<学> 山海 敏弘氏 (独立行政法人 建築研究所 上席研究員)
<官> 松山市、高松市、北九州市
国土交通省水資源政策課
経済産業省日用品室
顧問 北野 大(明治大学教授)

独立行政法人 建築研究所 一般社団法人 日本衛生設備機器工業会 社団法人 日本バルブ工業会

活動内容

(1)巧水(たくみ)スタイルによる節水意識の醸成

講演会、勉強会などにより節水意識の醸成に努めます。

(2)巧水(たくみ)スタイルに関する情報収集及び調査・研究

種々の施策、法律など各種情報の収集を行うと共に、各種調査研究を行います。

(3)巧水(たくみ)スタイルによる各種提言

各方面に向け巧水(たくみ)スタイルに関する各種情報を提供するとともに、
必要に応じ意見具申を行います。

(4)巧水(たくみ)スタイル推進チームの強化・拡充

本チームの趣旨に賛同する団体等に参加要請を行うなど、随時会員増強を図ります。

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